変わりゆくポイント

70年代も終り80年の初頭の真冬の二月頃だった様に思う。当時サーフマガジンという波乗り専門の雑誌が有り、大島で波乗りをしませんかと取材の話が有り行くことにした。大島の特集を組むらしく、俺をさそったのは伊豆の下田出身というだけらしかった。
低気圧の通過を待ちながらポイントを色々チェックして、その日波の良かったポイントが波浮港だった。港の石側の先端からライトがきれいにブレイクしていて、フォトグと俺と二人で入った。ライディングも長いバレルもあり何回かはバレルをゲットしたが、大雨になり記念のフォトは無かった。残念だった、二人とも。
次の日はよい天気になったと思っている。島のベテランローカルの案内で別のポイントにローカルと一緒に波乗りをしたが、ワイドなブレイクで水中のショットが撮れないと思い、波の切れる所を捜しているうちにパーフェクトにブレイクするポイントが現れた。そのブレイクでバレルの写真を何枚か残し、とても幸運だったと思っていると、その日ローカルが言うには、このポイントで波乗りしたのは俺が初めてらしい。その後沢山のサーファーがバレルのフォトをここで残している。
再び十年後に水口君と行った時のフォトで、十年前とは波質も変わり、目の前にはテトラポットが入って別の海に来た様な気がした。又まだ出来る波なら行きたいと思って居る。

Photo:Tomomi Mizuguchi

Photo:Tomomi Mizuguchi

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